麻耶姫湖キャンプ⑤アルバーゴが。。。

mayumi

2009年12月14日 23:50

☆★☆ 2009.10.31~2009.11.3 麻那姫湖青少年旅行村へ行ってきました。☆★☆

前回までは↓こちらから。。。。麻耶姫湖キャンプ ①  ②  ③  


3日目、クルクル変わるお天気の中、越前大野城周辺を観光してから温泉へ。
我が家のキャンプの目的の一つ、「温泉シールラリーゆらん」で紹介されてる温泉に行ってシールを
集めてラリーに参加すること。

今回も初日・2日目と順調にシールを集めてきましたので、3日目も温泉へ。

ゆらん温泉番号100糸生温泉“泰澄の杜” (たいちょうのもり)

越前町のみどころはこちらから。


 (フロントガラスにカメ虫が~そう、車の中にもいっぱい入り込んでるんです) 

入浴料 500円
露天風呂 有り
シャンプー等 有り
アリカリ単純温泉
宿泊施設 有り

この時すでに雨も風も強くなってきていたので、キャンプ場の様子がなんだか気になって私は
のんびり露天風呂でくつろげず、カラスの行水。。。。
父ちゃんはというと、雨が強いので露天風呂でのんびりできなかったと言いつつ内風呂にかなり長い時間
入ってました。

温泉からあがって外にでると。。。。。 「ギョエーー!!」
ものすごい強風!!

帰り道を急ぎながら 「テント、飛んでいってるんちゃう?」
          「大丈夫やろ。昨日もキャンプ場はこの辺よりましやったし」
と2人ともどうなってるか気になりつつキャンプ場へ急いでいると突然、雨がやんで青空が。。。。
でも、風は強い。。。

  

キャンプ場に近づくにつれ雨がやんできました。
PM5:00到着。 取りあえずテントは無事。

今朝までいたキャンパーさんたちはみな帰られて、キャンカーが一台だけ。
こんな広いキャンプ場に私達とキャンカーの方たちだけ。
管理人さんたちもすでに帰られていてなんだかさみしい。。。

この時、雨もやんで風もおさまってきてるように思いました。
携帯の電波が届いてるキャンプ場に一番近いところの天気予報でも、夜にはましになるようだったし。。。

雨がやんでるうちに炭をおこして晩御飯の用意をしちゃいましょうと、車とテントを行ったり来たりしてると、ジーーッとこっちを見る視線が。。。

ネコ?と薄暗闇に目をこらすと。。。

 「と、父ちゃん!!あれ!!あれ見てあれ!!」
 
 「あれってなんやねん」
 
 「キツネ~~!!!」

そうなんです、テントの入口の横にキツネがでてきてて、じっと固まってこっち見てたんですよ。

あ、そやそや写真撮らな~ってカメラを取りにテントに戻っても動かず。
でっも、カメラを取って戻るといなくなっちゃってました。(-_-;)

鹿の鳴き声は遠いところにいるかな~くらいにしか聞こえなかったけど、キツネはすぐ近くにいる
ようなので食べ物はきちんと片づけないとですね。

そして、晩御飯。

お天気もお天気なので片付けも簡単に済むように、持ってきていたお肉を焼いて後は缶詰めの
クラムチャウダーに帰り道のスーパーで買ったパンですませます。

  

食事をしていると段々、風がきつくなってきてまた雨も降りだしました。
この時くらいからなぜか私は、ゾワゾワするというか背中がゾクゾクするというかとても怖くなって
きたんです。

取りあえず何かあったときのためにと食べた物の後片付けをさっさとすまし、明日のんびり片付けようと思っていた小物類も整理してBOXに。
父ちゃんも普通の風と少し様子が違うと感じたのか、ほぼフルペグダウンしていましたがもう一度、
ペグやロープを再点検。

ずっと強い風が吹くのではなく、遠くからゴオーーという風の音が近づいてきて通り過ぎるときは「グオーー!!!」とものすごい風の音とともにテントの支柱が斜めになります。
突風のように吹くので一瞬で通りすぎるのですがゴオーーという音が近づいてくると恐怖を感じてました。

我が家は、台風の進路が突然変わって直撃されたり、天気予報にもなかった強風大雨にあったり、
雷がすごくて車に避難したり、となぜかおかしな気象状況の中でのキャンプを何度かは経験していますが
雨は今までにあった大雨に比べればそうたいしたこともなく、キャンプ場の水はけもよかったので心配は
してなかったんですが、風が。。。。
怖いと思ったのは初めてでした。

父ちゃんが「これくらいやったら大丈夫やって、まあ、落ち着いて座ってコーヒーでも飲み」
って言ってくれるんですが、何かしないと落ち着かなくて片付けていたら少し風が収まってきた。
みたい。。。でした。。。。

コーヒーを淹れて飲み始めたら。。。。。。

また。。。。。

ゴオオオオオオオオオーーーーーって近づいてくる!!

ワ、ワ、ワ、ワ。。。キターーー!!

グォンッ!!

え?え?え?え?えええええーーーー???!!!  

アルバーゴちゃんが。。。。。

私の真上に真っ暗闇が広がってました。

そう、アルバーゴが1メートルくらい後ろまで飛んでたんです。
中にコールマンの重たいシェラフとマミーシェラフとかいろいろ入れていたので、飛ばされていくことは
なかったのですが、まっすぐ1メートルくらい移動してたんです。

レインボーも突風が吹きだしてから消していたのですが、もう大丈夫かなとまた点火したところでした。
私の真後ろにあったのですが、それが幸いしたのか私が風除けになっていたのでしょう、自動消火されて
上の乗せていたやかんも後ろに飛んでました。
これ、前に置いていたとしたら私、熱湯ではないけれどお湯かぶってたかもしれませんよね。。。コワッ((+_+))

さすがに父ちゃんも「撤収するか」と言い、片付け始めたのですが通路に電灯はあっても厚い雲もかかって
いて、真っ暗。
車のライトをあてるくらいでは暗いし、風もまだ強く撤収するほうが危険だということになり、たぶん、
リビシェルにアルバーゴの頭を突っ込んでひっつけているので、そのすきまから突風が入って飛んだんだ
ろうから2つを離して風が入らないようにすれば大丈夫だと。

まず飛んでしまったアルバーゴのペグ打ちを一から。

今度は、持ってるペグ全部使って2本をクロスしてダブルペグにし、ロープもプラスして頑丈に。

リビシェルのほうも、同じくダブルにしスカート部分もきっちり全ペグダウン。
ただ、こちらのキャンプ場、芝の下は砂利のようでソリステだとOKですが、プラペグだと場所によっては
先が折れてしまい難儀しました。父ちゃんが^^;

ソリステが足りなくて持ってる金のVペグからテントに付属のプラペグまで全部使ってダブルペグダウン。

父ちゃんが「これでさっきくらいの突風やったら大丈夫や!!それ以上やったらそんときは。。。」

「そんときは?」

「避難せなしゃーない」と。(ーー;)

この時、助かったのは雨がやんでいたことでした。

全部終わってリビシェルのほうであらためてお茶を飲んでるとキタキターーー

ゴオオオーーーーーーーーーーーー

ポールは斜めになりますが大丈夫。
アルバーゴのほうも大丈夫。  ホッ。。。。

父ちゃんがもう少し風が収まるまで起きてるので先に寝ていいと言うのでシェラフに潜り込んだんですが
中々寝つけません。
その間も父ちゃんは何度か外にでてペグが抜けていないか確認していたみたいです。

夜遅くになってやっと風が収まったのですが目が覚めてしまってたので、温かいものでも飲みたいと
アルバーゴの外にでてみたら雨がみぞれになっていました。
もう一度、シェラフに入るころには、時折、雪・・・
初雪です・・・・

風も静かになり、やっと落ち着いて眠れました。

翌朝、起きだしてみると外は薄っすら雪化粧。
キンと冷えた朝。5℃でした。
 
   

    

そして。。。。あらためてテントの確認。
どこも傷んではいないようです。 さすが小川!! 頑丈です!!

下の2枚の写真、元々の設営は連結⇒グォンと飛んだとこにそのままペグダウン。
1メートル以上、浮き上がって落ちたんですね~~(~_~;)

     

外で確認していたら、キャンピングカーの方が様子を見に来てくださり、陣中見舞いと果物を差し入れて
くださいました。
あの風の中、どうされてるかな?と心配だったけど何かあったらこちらにこられるかな?と思ってました。と。
私達も一組でも同じキャンプ場にいらっしゃるってことが心強かったりもしてました。
この方たちはもう一泊されるとのことでしたので、たぶん貸し切りだったんだろうな~

朝ごはんは、昨日、なんやかんやと私が片付けてしまったのでワンバーナーで食パンを焼いて、
カップスープで超質素な朝ごはんとなってしまいました。

  

ほんとに最終日は今までにないくらいの突風で怖かったですが、こういうとき情報があればと思いました。
管理人さんも誰もいないなかでラジオも入らない、携帯もダメとなると早めの判断がとっても大切。
もし、私達に子供がいたらたぶん、温泉から帰ってすぐに撤収していたと思います。

天気予報でもここまでの突風が吹くと言ってなかったし、管理人さんからもここはこういう風が
吹くよいうのも聞いていなかったので、大人2人だから少々のことは大丈夫という気持ちがあったのも
正直なとこです。

これからのキャンプの教訓です。

キャンプ場は自然のど真ん中。
山の天気は特に変わりやすいですから、みなさんも気をつけてくださいね。

後、一回くらい続きます^^;


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